2007.08.03 AVCHDビデオカメラ

カテゴリ [ Mac ] and [ 物欲 ] and [ DTV ]

最近、AVCHDカメラがおもしろいですね。ぞくぞく新製品が登場しています。ソニーやパナソニックはラインナップを一新、キヤノンもiVIS HR10で参入を果たし、日立からは業界初のBlu-ray Disc記録型機種(DZ-BD7H, DZ-BD70)も登場しました。

AVCHDカメラは、HDD記録型、8cm DVD記録型、フラッシュメモリ記録型とさまざまですが、
今度の日立のBDビデオカメラDZ-BD7H、DZ-ED70も、そのバリエーションの一種とみることができます。"AVCHD"とは謳っていないのですが、「フルHD動画をMPEG-4 AVCフォーマットで記録」と書かれていますので、AVCHDと同じものでしょう、当然。
というか、この辺りを整理しますと、

● BD Videoで採用されているビデオフォーマットは、MPEG-2、MPEG-4 AVC(Part 10)、VC-1(Windows Media Video 9のこと)の三種類。
このうち、MPEG-4 AVC(Part 10)というのが、H.264/MPEG-4 AVCやH.264/AVCなどと呼ばれているもの。

● AVCHDカメラも、記録媒体(HDD/8cm DVD/フラッシュメモリ)は違えど、ビデオデータの形式は、H.264/AVCを採用している。

ということです。

AVCHDビデオカメラがおもしろくなってきたのは、第二世代に入ってきたからです。

第一世代では、パナソニック・ソニーとも、「AVCHDカメラというものを世に出すこと」に主眼がおかれていたように思います。例えば、設計側としては、そこそこの画質のものを、そこそこの価格で、そこそこの開発工数で、遅れることなく製品化することを最優先のはずで、例えば、HDD/8cm DVD/フラッシュメモリと3タイプを製品ラインナップに並べてあっても、3タイプとも共通設計にして開発を省力化、とか。

しかし、そのぶん"妥協"や"見切り発車"も当然あったはず。例えば、3タイプとも共通設計にしたものの、本来ならば、収録メディアの違いによって3タイプの機種にはそれぞれ個性があってもいいはず。あるいは、あるいは、開発者としては、時間切れでやり残したこと(さらなる画質向上・小型化・省電力化等々)も多くあったはずです。マーケティング上も、高画質指向機、小型化指向機というような個性を出したかったはず。

ここら辺の「第一世代での積み残し」を盛り込んだ、という意味で、この夏のモデルは第二世代と呼んでよいでしょう。


私としては、高画質路線(主力機用)の機種と、小型軽量追求機(サブ機用)の2種類を望んでいます。

現在、主力機としては、2005年終わりからHDVカメラのHDR-FX1を使っています。
いまのところ、HDR-FX1の"AVCHD版"ともいうべき機種はまだ発売されてませんので、存在してない物を考えても仕方ありません。まあいずれ出るでしょ(例えば、来春のNABとか??)。願わくば、今のAVCHDカメラよりも高画質をねらって、高ビットレートでフルHD収録(1920×1080)をねらって欲しいものです(その分、収録時間が短くなることは目をつぶるから)。

一方、サブ機としては、2003年夏からDVカメラのDCR-PC101を使ってます。

[ 2003.07.26 DVカメラを買い換える その1 ]
[ 2003.07.30 DVカメラを買い換える その2 ]

結構年期が入ってきましたので、そろそろ買い換えてもいい頃。なので、この夏のAVCHDカメラ新製品には興味があり、特にパナソニックのHDC-SD7とソニーのHDR-CX7に注目してます。

どちらもフラッシュメモリタイプの機種ですが、小型化のためにはフラッシュメモリタイプはが選ばれるのは必然。フラッシュメモリタイプの難点は、収録時間(フラッシュメモリの容量)でしたが、昨今の8GBメディアなら高画質モードでも1時間収録が可能。何枚か予備のフラッシュメモリを携行するにしても、サブ機用途では不満のない収録時間といえます。
もうひとつの難点は、バッテリの持ちなのですが、これは未だ少々不満の残るところ。
とはいえ、HDC-SD7とHDR-CX7、どちらも結構いい感じに仕上がっています。

両者の実物を比較したかったので、この夏休みのウズベキスタンには連れていけませんでしたが(HDC-SD7が9月上旬発売なので間に合わない)。
本気の購入前検討の際には、実物の性能・感触・評判等のほか、アクセサリの充実度(特にマリンパック)もポイントとなるでしょう。価格については、買い時をタイミングを見計らって。

[ 2007.08.05 AVCHDビデオカメラ ]へ続きます。

[ 前の日 ]   [ Mac.una Matata !!トップページ ]   [ 次の日 ]

この記事のURL: http://www.macdtv.com/Macunamatata/Articles/20070803/index.html