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2GBの壁、ついに崩壊!!

1998.01.01初稿
2000.01.20改訂


ついに2GBの壁が崩壊しました。DTVにおいては、これで、長時間取り込み、編集、書き出しが可能になります。ここでは、2GBの壁崩壊に至る歴史をまとめます。

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  2GBの壁、崩壊!!


歓喜よ、歓喜よ、相抱かれよ、何百万の人々よ!

もっと快いものに声を合わせよう、もっと喜ばしいものに。

(ベルリンの壁崩壊の際に歌われた、第九「歓喜の歌」の一節より)


2GBの壁とは、いうまでもなく、「MacOS上のさまざまな要因により、1ファイルあたりの最大容量が2GBが上限となっていること」です。

一般的なパソコンの用途にとっては、1ファイルあたりの容量が2GBに達するということは考えられませんが、大容量を短時間に消費するDTV用途においては、死活問題でした。たとえば、DVキャプチャーの場合、1秒あたり3.6MBの容量を消費しますから、約9分ちょっとで2GBのファイル容量上限に達してしまいます。これが、DTVにおける2GBの壁です。

ここでは、2GBの壁、崩壊に至る歴史をまとめます。


まずは、

MacOS8.1の登場で「2GBの壁」は崩れたか

からご覧ください。1998年1月に登場したMacOS8.1(英語版)。HFS plus(Mac拡張フォーマット)の搭載で、2GBの壁はどうなったのでしょうか??これは、リリース1週間後の実験報告です。


このように、HFS plusだけでは、2GBの壁は解消されませんでした。そこで、

  

DTVにおける2GBの壁 1999年夏

1999年夏の時点で、あらためて、2GBの壁関連情報をまとめたものがこちらです。

ここでは、MacOSにおける2GBの壁については、

OSレベル(ファイルシステムとAPI)
QuickTimeレベル
アプリケーションレベル

以下の異なるレベルでの仕様が足枷になっていることをご紹介しました。また、2GBの壁を実質的に解消するためのQuickTimeのふたつの機能、

Chain Capture
Referencing Movie

も、ご紹介しました。この二つの機能により、DTVにおける2GBの壁は実質的に解消されました。


しかしながら、1ファイル2GBのファイル容量という、根本的な意味での2GBの壁が解決されたわけではありませんでした。

今日のストーリーは、ここから始まります。



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