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トップページ > Macで始めるDTV > 初級編(iMovieを中心に)> V章 iMovieで編集 その3- その他の特殊効果 >

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2009.01.31初稿

2009.10.10改訂

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iMovie '09の地図アニメーション - 使いこなし編

iMovie '09の地図アニメーション機能をフル活用してみましょう。

iMovie '09は、お手軽な操作でそれなりの地図アニメーションが作成できるすぐれものですが、さらに、 ちょっと工夫すると、こんな地図アニメーションも作成できます

空路、バンコクで乗り継いで、東京からニューデリーへ。地球儀(3D)で表示。
ニューデリーからは、陸路、目的地バンダウガル国立公園へ。平面地図(2D)で表示。

見所

このiMovie '09レビューでは、作例中にトラが多く登場します。これは、2007年に撮影したベンガルタイガーの映像を使っているからなのですが、
さて、撮影地バンダウガル国立公園(インド中央部奥地)へ行く地図アニメーションを作って見たら...。使いこなし編では、このような作例をご紹介します。

iMovie '09地図機能の使いこなし - 飛行機の乗り継ぎ

東京からニューデリーまでは、空路。途中バンコクで乗り継ぎ。

これは簡単で、東京→バンコクの地図クリップの後ろに、新規地図クリップを作り、バンコク→ニューデリーに設定すればよいです。地図内矢印がビヨ〜ンと伸びるスピードを揃えるため、継続時間を東京→バンコク間を4秒、バンコク→ニューデリー間3秒にします。

継続時間設定のヒント

インスペクタ上には、ルートの距離が表示(この例では、順に4615km、2919km)されますので、参考にするとよいでしょう。
また当然ですが、この地図シーンに入れるべき「ナレーション」の長さもあわせて考慮しましょう。

第一クリップ:東京→バンコク

第二クリップ:バンコク→ニューデリー

iMovie '09地図機能の使いこなし - ニューデリーからは陸路

ニューデリーの空港に着きました。このあとは、陸路です。なので、ここからのシーンは2D地図のアニメーションを使用して区別します。

それでは、ニューデリー→バンダウガル国立公園の陸路を表示する2D地図アニメーションを作成しましょう。[地図と背景]ブラウザから、[Blue Marblle地図](←平面地図)を選択し、プロジェクトウインドウにドラッグアンドドロップします。

そして、地図インスペクタで、[開始場所]にニューデリー、[終了場所]にバンダウガル国立公園を指定し、陸路を表示する2D地図アニメーションを作成します。

  

  

  

さて、現時点でのプロジェクト構成は、右の通りです。

  • 第一クリップ:東京→バンコクの3D地図。
  • 第二クリップ:バンコク→ニューデリーの3D地図。
  • 第三クリップ:ニューデリー→バンダウガル国立公園の2D地図

このままだと、第二クリップと第三クリップとの間でシーンががらっと変わります。なにしろ、地球儀表示の第二クリップから、平面地図表示の第三クリップへ変わるのですから、違和感があって当然です。

そこで、これらのクリップの間に「つなぎのシーン」を入れて、出来るだけ違和感のない自然な画面転換を行ってみます。ここでは、地球儀の一部が徐々に拡大してゆき、それが、平面地図に切り替わるといったつなぎのシーンを入れてやりましょう。

3D地球儀から2D地図への切り替わり効果

このつなぎシーンの作り方は、おおまかにいうと、

  1. 地球儀マップの最後のフレームから、静止画を取得する。
  2. 次いで、Ken Burnsエフェクトを使って、その静止画が徐々に拡大するようなアニメーションを作る。
  3. 最後に、微調整として、クロスディゾルブをかけて、つなぎ部分をごまかす。

というものです。順に説明します。

1. 静止画フレームの挿入

第二クリップ(地球儀)の最後に再生ヘッドを持ってゆき、[プロジェクトに静止画フレームを追加]を実行すると、

 

こんな図柄の静止画クリップ(黄色枠のクリップ)が、プロジェクトの最後に作成されます。

 

できれば、第二クリップと第三クリップの間に、この静止画クリップが作成されると、いいのなあ。

 

しょうがないので、手動でクリップの順番を入れ替えます。

こんな風に、作成された静止画を、クリップ第二クリップと第三クリップの間に、ドラッグアンドドロップで移動させます。

2. Ken Burnsエフェクトを使って、拡大させる

静止画クリップを選択し、[ツール]ボタンを押します。選択肢の中から、[切り取り、Ken Burns、および回転]を選択します。

メインウインドウの[Ken Burns]ボタンを押し、[Ken Burns]効果の設定を行ってゆきましょう。

[Ken Burns]設定モードは、こんな風になっています。画面外側に、[始点]という緑色枠線と、[終点]という赤枠線があります。

各々の枠線をマウスでつかみ、大きさを変えたり、場所を変えたり、回転させたりすれば、始点(クリップの最初のフレーム)から終点(クリップの最初のフレーム)へと、アニメーションが作成される、という案配です。

今回は、地球儀の一部を徐々に拡大させたいのですから、赤枠線(終点)の四隅をマウスでつかんで、位置、大きさを合わせます。

この作例では、終点枠の中心(赤十字印)をニューデリーの位置に合わせるとよいようです。また、若干、横方向に広げた方がよいようです。

こんな風に、設定が終わったら、[再生]ボタンを押して、拡大してゆく様子を確認し、よかったら[完了]ボタンを押します。

 

こうやって、3D地図(地球儀)の一部が拡大される"つなぎシーン"を作ってみました。

第二クリップ →  ← 第三クリップ(つなぎシーン) →  ← 第四クリップ

かなり似せたのですが...。でも、残念ながら、Ken Burnsエフェクトだけでは、ここまでしか合わせることができませんでした。第三クリップが第四クリップに切り替わるのが、まだわかります。

3. クロスディゾルブをかけて、つなぎ部分をごまかす

ここをごまかすために、第三クリップと第四クリップとの間に、クロスディゾルブを入れます。

これで、少しはごまかせたかな。

 

ということで、完成版がこちらです。

工夫したところは、

  • バンコクでの乗り継ぎ(これは簡単でした)
  • ニューデリー付近での、3D地球儀からから2D地図に切り替わる効果。
    Ken Burnsエフェクトでつなぎシーンを作成し、微調整としてクロスディゾルブでごまかした。
  • iMovie '09に登録されてない目的地を表示。
    この例では、バンダウガル国立公園を追加登録しました。

といったところです。まあ、それなりではありますが、iMovieだけでここまで出来るのが驚きですよね。

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入門編

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V章 Macで編集 その3
- その他の特殊効果 -

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初級編

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この記事です。

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基本編

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この記事のタイトル

[ 初級編 ] iMovie '09の地図アニメーション - 使いこなし編

この記事のURL

http://www.macdtv.com/iMovie/beginners/05-02-Map_example.html

更新履歴

2009.02.09 iMovie '09レビューとして、初稿を公開しました。

2009.10.10 記事追加、再編集の上、[Macで始めるDTV]へ編入しました。

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