2008.06.30 アース Blu-ray Discエディション

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2008.06.29 Mac Proは AACS/COPP/HDCP ready !!から続きます。

MacDTV研究室レポートMac Proは AACS/COPP/HDCP ready!! では、Windows上のWinDVDという再生ソフトで検証したわけですが、
検証に使用したBlu-ray Disc Videoは、GAGA COMMUNICATIONS社扱いの映画 アース(ブルーレイエディション)。先週末発売開始された新作ほやほや。
BBCのネイチャー物で、労作です。撮影、大変だったろうなぁ。というか、こういう画を撮ってみたいものです。

で、WinDVDという再生ソフトで再生してみると、うーむ、もやもや・ちらちらノイズが載っているシーンが目立つなあ。
もしかして、パソコン上の再生ソフトで再生しているものだからおかしいのか、例えば、再生のためのデータ処理能力が追いついていないのかも、と思えたので、家電のBDレコーダでも再生してみましたが、状況は変わらず。どうもBD-Video収録画質そのものに問題があるのは間違いないようです。

うーむ、海の波のシーン、空を行く白い雲の早回しのシーン等、確かに圧縮に不向きな図柄ですが、それにしても...。このBD-Videoは、AVC(MPEG-4 AVC/H.264)で圧縮された物ですが、H.264エンコーダの性能なのか、あるいは、オペレータさんの力量なのか。

まあ、とはいえ、こういったネイチャー物の場合、エンコーダがどうのという以前に、撮影時の機材により画質は大きく変わります。自然相手の撮影なので、全シーンHD撮影素材というのはどだい無理。映画なのに、シーンによってはなんとSDビデオカメラで収録してたりしますから。

前作のディープ・ブルー (ブルーレイ・エディション)などは、これがさらに顕著だったので、こんなくらいだったらDVD-Videoの方がアラが目立たないだけまし、という意見もあったほど。

高精細カメラで収録したんだろうなと思えるシーン(景色など)は、確かに美しいんですが、この映画のウリの「ネイチャー物なのに、これ、どうやって撮影したの!!」的シーンについては、撮影機材、ライティング等いろんな制限もあるのでしょう。
なので、高精細な画質を要求しても、撮影者/制作者にかわいそうではあるのですが。

まあ、それを割り引いても、相当の期間ねばって撮影したのであろう決定的瞬間をとらえた迫力ある映像には、圧倒されました。
 

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