2006.02.02 Final Cut Pro.jp開設によせて .1

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ぷれぷれさんこと、松原雅人さんが運営なさっていたFinal Cut Pro Unofficialがリニューアルされ、装いも新たに2006.02.01、Final Cut Pro.jp として開設されました。

Final Cut Pro Unofficialさんは、2002年6月の開設以来、日本のFinal Cut Pro関連情報サイトとしてMac DTV界に貢献されて来ました。当時は、なにしろ、Final Cut Proに関する情報情報サイトも、ユーザのつながりもほとんどない状況。ほんとうに、多くのみなさんの助けになってきたことは疑う余地がありません。

当初、"松原さんの個人サイト"的な位置づけでスタートされたわけですが、しかし、その後の状況は、それでは許されないようになってきたように思います。

なにしろ、Final Cut Proを始めとするApple Pro Video Productは、いうまでもなく、プロの方々のためのツールです。
ならば、その良さ・悪さは、一般ニュースサイトのようにAppleのプレスリリースに基づくニュース記事といった程度では役に立たず、プロの眼を通しての評価に基づくべきです。また、ほんとの評判というのは、実際に業務でお使いのユーザの声に基づくべき。

...といったことは、誰もが感じていたことだろうと思います。
アマチュアのわたしも、そう思いますもん。客観的にみると、プロによるプロのためのサイトが日本に存在しない方が不思議でした。プロの方向けの定番サイトがあればなあ、勉強させて頂けたらなあ、と。

ただ、ですねぇ、問題は、じゃあ誰がやるの??、誰がやれるの??、と。
"こういうサイトがあったらいいなあと思うユーザ"が数多くとも、じゃあ、"自分がやってやろうと思う方"はほとんどいないというのが世の中(笑)。しかも、今回の場合は、やってやろうという意志だけでは不充分でして、プロの専門性を持っているという条件もクリアする必要があります。やる気があって、且つ、やる能力を持っている、そんな方ってどれだけ日本に居る??...。
あ、
MacDTV.comはダメですよ、もちろん、能力がないので。

なんて状況のもと、Final Cut Pro Unofficialにも、有形無形のプレッシャー?!もあったのだろうと思いますし、そんなニーズに対して、蓄積情報の充実を図られ、また、Final Cut Proユーザグループの発足など、着実に、多くのみなさんの要望に応えてくださいました。
その進化がさらに1段階ステップアップするという意味を持つ、今回のFinal Cut Pro.jp開設なのだろう、とそう思います。おおげさに言うと、日本のMac DTVヒストリーの特筆すべき一ページなのだろうと。

プロの方向けの定番サイトがあればなあ、どなたか開設されないものかなあ、とアマチュアのわたしも前々から思ってましたから、それが松原さんならいうことなし。発展と充実をお祈りしております。

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