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DTV編集ソフトに持ち込む静止画素材のサイズ
(SDビデオの場合)
2004.07.23初稿
2004.07.25改訂
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2D/3Dソフトで作成したCG画像を素材として利用することも多いでしょう。その際の静止画ファイルは、どんなサイズで作ってDTVソフトに持ち込めばよいのでしょうか。

デジタルビデオのフレームサイズ

デジタルビデオでは、TVの画面を、横方向にM分割、縦方向N分割し、これら M×N 個のドットを使ってフレーム全体を描画する仕組みになっています。

たとえば、D1という(ある意味デジタルビデオの標準ともいうべき)規格では、720×486ピクセルで、フレームを描画します(D1フレーム)。

DVフォーマットでのフレームは、720×480ピクセルで構成されたいます。ちなみに、DVフレームは、「D1フレームのうち、上下6ピクセル分(6ライン分)を使用せず、中央付近480ラインのみを使っている」と捉えるとよいでしょう。

また、VideoCD用のMPEG1ビデオは、352×240ピクセルで、フレームを表現します。

ここでは、D1フレーム(720×486)の場合を例に説明してゆきます。

TV上での表示 と Macモニタ上での表示 の違い

さて、アナログTV画面のアスペクト比(横と縦の比)は4 : 3です。

Macのモニタ上では、各ピクセルの形は、当然のことながら、正方形です(これを方形ピクセルといいます)。

ところが、TV上で720×486の方形ピクセルで描画すると、アスペクト比は 4.5 : 3となってしまい、TVのアスペクト比4 : 3とは食い違ってしまいます。そこで、TV上で表示する際には、各ピクセルを縦長の長方形(矩形(くけい)ピクセル)で表現し、720×486ピクセルでアスペクト比4 : 3となるようにしています。

TV上での再生
Macモニタ上での表示

アスペクト比 4 : 3

 D1フレーム

 DVフレーム

こういった事情をご理解いただいた上で、
さて、2D/3Dソフトで作成したCG画像を素材として利用することも多いでしょう。その際の静止画ファイルは、どんなサイズで作ってDTVソフトに持ち込めばよいのでしょうか。

静止画素材のフレームサイズ

「TV上描画では矩形ピクセル、Macモニタ上再生では方形ピクセル」という仕組みが原因で、Macで描いた静止画をDTV編集に利用する際に問題になることがあります。

Mac上でのCG作成時に、なにも考えずに720×486サイズで作業を行った場合

例えば、もし、Macモニタ上で720×480サイズで正円を描いて、これをDV編集ソフトに持ち込み、作成したDVムービーをTVモニタ上で再生した場合、ゆがんで(=縦長の円が表示されて)しまうことになります。

デジカメの静止画をDTVソフトで利用する場合には、ゆがみは起こりません。デジカメの静止画像ファイルは4:3であり、TVのアスペクト比と一致していますから。問題となるのは、2D/3Dソフトで作成したCG画像のようなファイル、の場合のみです。

Mac上でのCG作成作業時
 
TVに映した場合

大抵の画像なら、この変形は無視できるかもしれません。しかし、画像によっては、絶対に変形が許容されない場合もあるでしょう。そんなときには、こんな風にすると、回避(=TVモニタ上でも正円に表示)させることが出来ます。

Mac上でのCG作成時に、矩形ピクセル機能搭載を利用し720×486サイズで作業を行う場合

この問題を回避するために、矩形ピクセル機能を搭載してくれている2D/3D CGソフトもあります。

例えば、3DソフトShadeでは、むかしから矩形ピクセル機能を搭載していました([縦横ピクセル比]の設定)。また、PhotoshopもCS(Ver.8相当)以降から、矩形ピクセル機能を搭載しています。

これら、矩形ピクセル機能を搭載する2D/3D CGソフトを使う限りにおいては、あとのことは考える必要はなく、その設定環境下(キャンバスは720×480の矩形ピクセルで構成)で作成すれば良いだけです。

Mac上でのCG作成作業時
 
TVに映した場合

Mac上でのCG作成時に、720×540サイズで作業を行う場合

矩形ピクセル機能非搭載の2D/3D CGソフトを使う場合は、以下のようにします。

まず、720×540サイズで画像を描きます。TVで正円を表現したい場合には、720×540のキャンバス上で正円を描画します。
これらの画像ファイルをDTV編集ソフトに持ち込み、それをTVで表示すると、TV上でも正円が描画されます。

Mac上でのCG作成作業時
 
TVに映した場合

この理由は、DTV編集ソフトの処理によって、元画像が720×540の場合、720×486へと、垂直方向は1.125倍(540→486)に縮小されるからです。(一方、水平方向の解像度変換はありません)。

このように、Macモニタ上では横長に見えるムービーも、TV上で再生するとアスペクト比4:3で再生されることになります。

静止画のの推奨サイズ

さて、ここまでの説明は、D1フレーム(720×486)の場合を例にしました。
でも、DVフレームは720×480な訳ですし、DVでも16 : 9サイズで撮影・編集する場合もありますよね。

そんな、いろいろなケースでの、静止画素材サイズに関する「教科書的な・一般論としての推奨値」は次の通りです。

ビデオフォーマットの種類
DTV編集時の
フレームサイズ
静止画作成時の
作業サイズ
DV NTSC
4:3(SD)
720×480
720×534
16:9(アナモフィック)
864×540
PAL
4:3(SD)
720×576
768×576
601 NTSC
4:3(SD)
720×486
720×540
16:9(アナモフィック)
864×540
PAL
4:3(SD)
720×576
768×576

参考情報推奨サイズ アップルサポートTIL 60859 : Final Cut Pro: グラフィックを作成するときのスクエア/非スクエアピクセルの使用について

iMovieの場合の実際

前項で「教科書的な・一般論としての推奨値」は720×534であると説明しました。

しかし、iMovieの挙動を見ると、iMovieの場合720×540をお勧めします(720×534でなく)。

Final Cut Pro/Expressの場合の実際

次章、[Final Cut Proに持ち込む静止画素材のサイズ]なる検証記事をお読み下さい。

 

   
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