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テープカセットのサイズDVテープには、miniDVテープカセット(一般的に入手可能なもの)の他、主に業務用途で使用されるStandard DVテープカセットが存在します。コンシューマ向けHDVカメラで採用されているのはすべてminiDVテープカセットです。 業務用HDVカメラ/デッキの一部機種でStandard DVテープカセットが使用されているものもあります。 収録時間HDV 720pでは、DV同様長時間(LP : Long Play)モードがあり、標準(SP : Standard Play)モードの1.5倍収録することができます。例えば、店頭で売れ筋の60分テープならば、LPモードでは、90分収録が可能です。 一方、HDV 1080iには、LPモードはありません。 テープフォーマット10μm幅のトラックごとでヘリカルスキャン方式でテープ上に信号が記録されている点ではDVと同じですが、それ以外は異なっている点があります。 まず、DVのように10トラック分で1フレームを記録するわけではなく、計150トラックがひとかたまりになって記録される点が異なります。後に説明するとおり、MPEG2 Video CodecはGOP単位で処理がなされています。MPEG2のGOPは15フレームなので、計150トラック分でひとつのGOP分に相当するのです。この計150トラックには、ビデオ・オーディオ・その他情報がMPEG2-TS形式で収納されています。 また、セクタに関しては、 一方、HDV1080iでは、DVテープのビデオセクタもオーディオセクタも、一緒くたにして書き込んでいます。 HDV1080iには、LPモードはありませんHDV 1080iには、LPモードはありません。 一方、HDV720pは、DV同様LPモードがあり、収録時間は標準(SP)モードの1.5倍にできます。 SPモードもLPモードも、画質は同じです。 自己録再:撮影したビデオカメラそのもので、再生すること。 いわゆる「HDVテープ」って??いわゆる「HDVテープ」と従来のDVテープは、規格上は全く同じと説明しました。「HDVテープ」をDVカメラで使用することもできますし、その逆も可能です。 また、例えば(MacDTV.comはお勧めしませんが)同一のDVテープ上に、DVとHDVを混在して収録することもできます。このテープをHDVカメラで再生しTVで見ると、HDVで撮影したシーンは高精細画質(HDビデオ)で、DVで撮影したシーンは通常画質(SDビデオ)で、それぞれ再生されます。 [参考情報] ソニーサポート よくある問い合わせ (Q&A) HDV規格とDV規格の混在するテープは再生できますか? 「DVテープ」と「いわゆるHDVテープ」との違いは、品質や耐久性((高出力・低ノイズ化などによりエラーやドロップアウトの発生率を低減等)にあるようです。のちに述べるとおり、HDVの圧縮に用いられるMPEG2は、DVに比べるとエラー耐性が小さいのです。DVの場合、ひとつのエラーが起きても1フレームにしか影響しませんが、MPEG2の場合ひつとうエラーが前後15フレーム(GOP)に影響することがありえます。そのため、品質や耐久性などを従来製品よりも向上させたことをもって「ハイビジョン録画におすすめ」等と称しているようです。 HDD収録型HDVカメラ一部の業務用HDVカメラでは、オプションアクセサリ(HDDレコーディングユニットやメモリーレコーディングユニット)を追加すれば、HDDに収録することが可能です。Final Cut Proではメーカ提供のプラグインを使用することで取り込み可能です。残念ながら、iMovie、Final Cut Expressでは、このHDD収録データをキャプチャーできませんが、もともとHDD収録はハイエンドユーザ向けのオプションなので致し方ないところでしょう。 業務用HDVビデオカメラ ソニー HVR-Z5Jの例 ハードディスクレコーディングユニット HVR-DR60、メモリーレコーディングユニット HVR-MRC1K HDV規格のビデオデータ:フレームのサイズやアスペクト比、Codecなど、HDVのビデオ規格情報をまとめました。
DVでは、ビデオ信号はDVという圧縮方式(Codec)で圧縮されていますが、HDVでは、MPEG2 Video方式(MPEG2 MP@H-14)でビデオ圧縮されています。 MPEG2は様々な用途・画質を想定した非常に幅の広い規格で、プロファイルとレベルの二つの概念でクラス化されています。MPEGというと、例えばDVD-VideoやDVD/HDDレコーダなどでおなじみですが、これらは、MPEG2規格の中でもMPEG2
MP@ML(Main Profile at Main Level)が採用されています。 MPEG2 Video Codecは、時間圧縮型(フレーム相関圧縮)Codecなので、複数フレームをひと固まりとし、「固まり」ごとに圧縮処理がなされます。MPEG2 Video Codecの場合、この「固まり」のことをGOP(Group of Picture)と呼び、1つのGOPは15フレームで構成されます。従って、撮影・編集の際も、GOP単位で(15フレーム単位で)行われますし、万が一、収録エラーが起きてしまった場合、ひとつのエラーの影響が15フレーム(0.5秒)に渡って現れることがあり得ます。 [参考情報] 2005.07.26 ソニー、HDVをお使いのお客様へ重要なお知らせ@MacDTV.News DV Codecは、空間圧縮型(フレーム内圧縮)Codecなので、撮影・編集の際も、フレーム単位で行われますしし、万が一、収録エラーが起きても、そのフレームにしか影響は現れません。 オーディオデータ:HDV 720p、HDV 1080iとも、MPEG-1 Audio Layer II(48kHz, 16bit)にて、ビットレートを384kbpsに抑えています。 DVでは、オーディオ信号は圧縮されていません。[48kHz -16bit - 1chステレオ]と、[32kHz -12bit - 2chステレオ]の二つのモードがあり、データ転送レートは、約1.5Mbpsです。 一方、HDVの場合、オーディオ信号は、MPEG-1 Audio Layer IIで圧縮されています。
多重化:多重化には、MPEG2-TS(Transoport Stream)を採用しています。 お断り)正確には、HDV720pのストリームタイプはMPEG2-TS、HDV1080iはMPEG2-PES(Packetized Elementary Stream)ですが、MacDTV.comでは、特別に断りがない限り、両者とも"MPEG2-TS"と総称して表記しています。ですから、あえて"MPEG2-PES"と記載してある場合には、総称してはまずいような特別な意図を込めて書いております。 ストリーム、システムの規格
ストリームインターフェースDVカメラには、FireWire端子(iLINK端子)が搭載されており、FireWireを介してやりとりするデジタル信号をDVストリームといいます。 [参考情報] HDV→DV変換 ストリームタイプFireWire内はMPEG2-TS、と書きましたが、ただし、HDVテープ上での記録データの形式(ストリームタイプ)は、HDV 1080iでは若干異なっており、HDV 720pではMPEG2-TSそのものなのに対して、HDV 1080iではMPEG2 Packetized Elementary Streamになっています。とはいえ、MPEG2 PESでテープ上に記録されているHDV 1080iでも、再生してFireWireに流れてくる時点で、MPEG2-TSに変換されているわけで、ユーザとしては特に気にする必要はありません。 お断り)ここで記載したように、HDV720pのストリームタイプはMPEG2-TS、HDV1080iのストリームタイプはMPEG2-PESですが、
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現在地 トップページ > Macで始めるDTV > 基本編(Final Cut Expressを中心に)> I章 ビデオの基礎知識 > 1-2. ビデオカメラの基礎知識 この記事のタイトル [基本編] 1-2-2. HDVカメラの基礎知識 この記事のURL http://www.macdtv.com/GuideToDTV/foundation/01-02-2-HDV.html 更新履歴 2007.07.23 初稿を公開しました。 |
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