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 2005.07.26 ソニー、HDVをお使いのお客様へ重要なお知らせ


ソニー社が、重要なお知らせ デジタルハイビジョンハンディカムをお使いのお客様へ:HDV方式で記録した映像が、再生中に一瞬停止する現象についてを公開しました。

HDV方式で記録したテープを再生すると、お使いのテープによっては、稀に再生中の画像と音声が一瞬(約0.5秒)停止することがあります。

とのことですが、もう少し背景を説明します。

HDVでは、MPEG2-TS形式(正確にいうと、HDV1080iはMPEG2-PES)で記録されています。MPEGは、(DVのような空間圧縮(フレーム内圧縮)ではなく)、時間型圧縮、すなわち、フレーム間相関を利用した圧縮をおこなっており、GOP(Group of Picture)という固まり単位で圧縮・伸長が行われます。

MPEGのGOPに関しては、こちらを参照ください。HDVのGOPは15フレームです。

さて、DVの場合、フレーム単位で記録しているため、テープ上に傷・埃などが存在したとしても、その1フレームにのみ影響が出るだけで済みます(その1フレーム上の、ある一カ所にノイズが発生、等)。
ところが、HDVではGOP単位で記録する以上、原理的に、1フレーム上のある箇所にノイズが乗るといった程度では済まず、最悪の場合、1GOP=15フレーム=0.5秒に影響が出ます。そんなとき、ソニーのHDVカメラの場合、ひどいエラーの起こったGOPの場合、その0.5秒間、静止画を表示する仕様になっているんです。だから、

稀に再生中の画像と音声が一瞬(約0.5秒)停止することがある

のですね。

ちなみに、この文書では原因を「テープの質」に求めていますが、果たして実際はどうなんでしょうね...。
たとえば、テープはOKでも、ほこりっぽいフィールド撮影では当然起こりやすくなるわけで、そうなると、フィールド撮影にはHDVは向いていない→じゃあHDVという規格そのものが使い物にならない、なんて短絡的な議論もできてしまいそう。もちろん、ほこりっぽいフィールドといっても程度問題なので、実際のところはわかりませんが。

そういう私もHDV-FX1を買ってはみたもののフィールドもので使い物になるかドキドキしてるクチです。なにしろDCR-VX1000、-2000は、湿度ほぼ100%のジャングルやら、気温46℃の砂漠やら、-32℃の極地やらにも耐えてきましたけど、HDV-FX1は大丈夫かいな(用途が極端ですって。ごもっともです(笑))。

 

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