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CHAPTER3.2
DV方式のビデオカメラ
2000.01.31初稿
2004.11.18改訂
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DVノンリニアで使用できるビデオカメラはいうまでもなく、DV方式のデジタルビデオ機器です。ここでは、DV方式のビデオカメラについて解説します。DVノンリニアで使用できるビデオカメラはいうまでもなく、DV方式のデジタルビデオ機器です。ここでは、DV方式のビデオカメラについて解説します。

書籍版「Mac de DTV Macでお手軽ビデオ編集」114ページ〜

これまでのVHS/S-VHSや8mm/Hi8といったアナログ式ビデオにくらべ、圧倒的な高画質を誇るDV方式のビデオカメラ・デッキ。登場した1995年秋、その高画質に、ほんとに衝撃を受けたのを覚えています。

アナログと比べて、DVが優れている点としては、

デジタル処理、コンポーネント処理

アナログプロセスに由来するノイズが入りません。さらに、コンポジットでなく、YUVコンポーネント処理を行うため、色にじみも起こりません。

ジッターノイズが、起こらない

ジッターというのは、アナログビデオで画像が水平方向にゆらゆら揺れること。縦線が、波打って見えたりします。これは、デッキの回転ムラに由来します。ジッターを防ぐには、TBC(フレームメモリでもよい)が有効です。

DVの場合、DV伸張という処理自体が、TBCと全く同様の働きをしますので、ジッターは原理上起こりません。

画質劣化なしのデジタル転送が可能

アナログですと、当然、転送による画質の劣化が起こり、ダビングしても画質劣化は避けられません。

DVだと、デジタルダビングが可能なので、事実上、ダビング劣化が起こりません。

事実上起こらない、と書いたのは、「エラー訂正可能な範囲なら」という限定が付くからです。この辺については、のちに詳しく(パソコンとの関連も含めて)isochronous転送について解説します。

さらに、デジタル転送が可能になったことで、新たな世界が広がってゆきます。

典型的な例では、DTVですね!!。
でも、それだけじゃないですよ。AV機器どおしの相互リンク(家庭内AV LANともいうべきか)とか、放送と通信の垣根がとれるとか...。

などが、実際に使ってみて、実感するところです。

DV圧縮とは...

ところで、DVはデジタル式ですので、例にも洩れずデータは圧縮されています。これは、CHAPTER1.3 QuickTimeとファイル圧縮で説明したのと、まったく同様の理由で、

圧縮しないと処理すべきデータ量が多すぎるから、

です。もちろん、

圧縮しても、人間の目には(普通は)気付かないから、

圧縮できるのですが...。

DV方式のビデオ機器では、DV Codecという形式で圧縮されています。

DV Codecの特徴

映像   :約 1対5 の固定圧縮率

 非圧縮時:127Mbps(720×480、YUV 4:1:1サンプリング

 圧縮時 :約 25 Mbps

音声   :約 3 Mbps

(参考)DV codecの仕組みについては、MacDTV研究室で別途詳しくご紹介しています。

DV端子(i.LINK)

DVビデオ機器には、DV端子が搭載されている機種がほとんどになってきました。DVデッキは全機種搭載されていますし、DVカメラにしても、搭載機種がほとんどですね。

DV端子(i.LINK)は(後に述べるとおり)IEEE1394のサブセットで、4ピンの端子です。

このDV端子間をDVケーブルで接続すると、

デジタルで劣化なしダビングが可能です

DV端子から、DV機器の制御も可能です

DV端子経由で、映像、音声情報だけでなく、制御情報も双方向通信しているからです。

参考)現時点では、一部のカメラ(VICTORなど)はDV出力のみ対応で、DV入力ができませんので、注意してください。DVダビングの際や、DTV(のDV書き出し)で問題となります。

こうしてみると、デジタルであるパソコンとの親和性も高いことがおわかりになりますね。

書籍版「Mac de DTV Macでお手軽ビデオ編集」のこのChaptureでは、 こういった内容を解説しています。

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