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3 PCIスロット型PowerMac

1999.05.17初稿
2001.04.12更新


3 PCIスロット型PowerMac(PowerMac 7200,7300,7500,7600,8500,8600)で使用する場合の注意点をまとめます。   

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症 状

ストレージ系カード(SCSIやATAカード)と、
キャプチャーカード(M-JPEGカードやFireWire(DV)カード
を共用した場合に、コマ落ち、キャプチャー時異常、Tapeに書き出し時異常、などの症状が出ることがあります。

原 因

PCIバスの仕様(バグ?)によるPCIバスの競合、とされています。

解 説

ストレージカード単体でのベンチマークは非常に良好なのに、それとキャプチャーカードを併用してDTVに使用すれば、さぞや高速に取り込み・書き出しできるだろう、と考えますよね。ところが、これらの該当Macに限っては、DTV用途では逆なのです。

ストレージカード単体だけで高速なのは、PCIバスをストレージカードが占有してしまうからです(自分だけで転送幅を確保してしまう)。その分、キャプチャーカードが割りを食うことになります。

Photoshopや3Dといった用途では、ストレージカードだけを使うので、問題は現れませんが、キャプチャーカードを併用するDTV用途では、問題が顕在化してしまうのでしょうね。

これらの症状は、当該当機種のみで起こります。これら以降の機種、例えば、PowerMac G3(ベージュ)以降では、改善されています。
また、同時期の9500、9600では、PCIスロットが6基ありますが、上3つと下3つはPCIブリッジを介して別バスになっていますので、上にストレージカード、下にキャプチャーカード、といった具合に分散して刺すと、回避できます。

対 策

ストレージカードの占有が原因なのですから、占有しないようにストレージカードの上限を設定させてやればよいです。

ストレージカードに詳細設定ソフトが付属しているなら、転送速度を遅く設定することで、競合を解消することができます。

例えば、Adaptec PowerDomainシリーズというSCSIカードの場合、付属のPowerDomain Controlというユーティリティソフトを使用し、

転送速度を10MHzに落とすと、DVカードやM-JPEGカード使用時にも、このような異常を回避することができます。


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