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iDVD 2
iMovie 2とiDVD 2を使ってエアチェックものDVDを作る

2001.11.01初稿
2001.11.20改訂

 

「エアチェックものをDVD-Videoでコレクション」ってニーズも結構ありそうなので、iMovie 2 + iDVD 2 on Mac OS Xを利用して1時間もののエアチェックものをDVD-Videoに焼くのに要する時間をざっと上げておきます。

 

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「エアチェックものをDVD-Videoでコレクション」ってニーズも結構ありそうなので、iMovie 2 + iDVD 2 on Mac OS Xを利用して1時間もののエアチェックものをDVD-Videoに焼くのに要する時間をざっと上げておきます。なお、下記は、PowerMac G4 733(Digitai Audio)の例です。

注)先日、MacDTV.comトップページで、こういった内容を書きましたが、各工程に要する所要時間については、「細かいムービーを複数」の場合と「長尺もの1本」の場合では若干違っているようですので、改めて、本特集でご報告するものです。


ステップ1  TV録画をiMovie2で取り込み
  所要時間 1時間(実時間)
  他の作業との併用 他の作業と併用しないほうがよい(駒落ち防止)。
  HDD消費量 約15GB

コマーシャル部分をiMovie2でトリミングする事も簡単に可能です。
この辺りは、取り込みの際にMPEG化するタイプのやりかたですと、トリミング編集ですら難しい(できなくはないけど)ので、この辺りはiMovieを使うメリットといえますね。

TVエアチェックをそのままiMovieで取り込む場合、一旦ビデオデッキに録画しその後iMovieで取り込む場合の二通りが考えられますが、お好きなように。
前者のケースにあこがれる方もおられるかと思うのですが(VAIOなどではできますので)、Mac + iMovieではタイマー録画もできませんし。あ、でも、もしかして、AppleScriptでタイマー録画できますかねえ。今度やってみよっと。
それにしても、後者のやりかたのとおり、一旦ビデオデッキに録画しておいて、iMovieでキャプチャーしつつTVで見て、この番組がDVD-Videoに焼いてコレクションする必要があるものなのかどうか判断する、という方がよっぽどリーゾナブルだとは思いますが(笑)。


ステップ2  iMovie 2で、iDVD用のムービーに書き出し
  所要時間 約20分
  他の作業との併用 他の作業と併用可
  HDD消費量 約15GB


ステップ3  iDVD 2で、バックグラウンドMPEG2エンコード
  所要時間 約2時間(実時間の2倍)
  他の作業との併用 他の作業と併用可ですが、併用するとその分遅くなってしまいます。
  HDD消費量 最大4.7GB


ステップ4  iDVD2からSuperDriveへ焼き出し
  所要時間 約30分
  他の作業との併用 iDVD 1と異なり、iDVD 2では他の作業も併用することができますが、書き込みエラー防止のため他の作業と併用しないほうが無難です。
  HDD消費量 一時的に容量が消費されるが、容量は不明(さほど大きくはない)

書き込み中のダイアログには、約十数分と表示されるのですが、ステップ5焼き込みが終わってからしばらくの間はなにかの処理を行っています(おそらくFinalize処理をしているのでしょう)。
このステップは、「長尺もの1本」の場合にくらべ「細かいムービーを複数」の場合では、処理時間が掛かるようです。また、モーションメニューが多いほど処理時間が長くなるようです。

   

こうしてみると、ステップ.3のバックグランドMPEGエンコードの分だけ、iDVD 1にくらべ、 トータルの作業時間は実質短縮されています。 この間、メールチェックやWeb無ブラウズしていれば、時間はすぐに経ちますし。
一方、Macを占有させて処理をさせたい、ステップ.1と.4の時間は、 いくらマシン性能が上がっても解決できないでしょうし、どうしもうもないですねえ。

   

ということで、Macのハードウェアの処理能力、ソフトウェア環境から考えても、エアチェックものをDVD-Videoでコレクション、ってのも、かなり身近になってきた、と思いますね。

   


 

補足 著作権について

著作権法を読む限り、 エアチェックものをDVD-Videoでコレクションというケースは、私的複製に相当すると思われますので、違法行為ではありません。

もちろん、本は、私的複製を逸脱しないように使用するという前提の元での話しであり、コレクションを配布するなんて行為については明確な著作権侵害であることはいうまでもありません。

しかしながら、このケースでも、(著作権の考え方によっては)、グレーゾーンに位置する使い方であることだけは、頭に入れておきましょう。

単純に考えても、TV映画のエアチェックのコレクションをすると、映画ソフトの売り上げがわずかながらも減る(コレクションを持っている当人の分だけ減る)訳ですよねえ。こうしてみると、この行為で、著作権者にわずかながらも不利益が生じていることは確かです。ですから、より著作権者に近い立場から、エアチェックものをDVD-Videoでコレクションというケースは著作権侵害だ、と主張することも、あながち的はずれではないこともおわかりになると思います。

まあ、いろんな立場からのいろんな考えがあるので、あえて注意喚起の意味でこんな解説をしてみました。少なくとも「現行の」法制下では著作権侵害には当たらないのですが、全くのシロでもありません。シロでもなければクロでもないという意味で「グレー」と表現し、注意喚起する次第です。

   

  

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