DTVな日々 backnumber 2001.6


2001.610 IBMのUltrastar 36LZXの18GBを導入
先日入れたPowerDomain29160に続きUltra160対応のドライブ、IBMのUltrastar 36LZXの18GB(ヨドバシカメラ町田駅前店にて27700円)を導入しました。
これをPowerMac G4(AGP)/400に押しこん(笑)だので、

PowerMacG4(AGP)/400 Memory 448MB
SLOT-C -- PowerDomain 29160
内部68pinLVD/SEコネクタ---Ultrastar 36LZX(DDYS-T18350)
内部68pinSEコネクタ-------MedalistPro(ST39140W)
内部50pinSEコネクタ-------Deskstar XP(DPES-31080)
SLOT-D -- SCSI CONNECT 2906
外部50pinコネクタ---------ScanMaker E3

と言う構成になりました。Deskstar XPはPowerMacintosh 8100の純正Apple ROM付きです。
PowerDomainコントロールで見るとそれぞれのドライブの転送速度はこうなります。
HDTでのベンチマーク結果からビデオ編集で注目すべきシーケンシャルリード/ライトは

2MBのシーケンシャルリード/ライト(HDT3.0使用)

単位はMB/sec

Read

Write

min

ave

max

min

ave

max

Ultrastar 36LZX

28.12

30.15

32.23

32.81

33.91

35.98

MedalistPro

11.84

12.53

13.18

14.87

15.80

16.38

Deskstar XP

3.03

3.74

4.16

3.03

3.85

4.31

Ultrastar 36LZX
+
MedalistPro

25.44

27.86

31.00

29.84

32.05

33.69

と言った感じです。ちなみにUltrastar 36LZX+MedalistProはUltrastar 36LZXとMedalist Proとを使ってHDTのRAID機能でストライピングさせて25GBのドライブを作ったものです。
残りの詳細は各ドライブ名をクリックしてください。

実使用でのパフォーマンスは

EditDV2.0Jにてキャプチャした時のディスクパフォーマンス

(MB/sec)

Ultrastar 36LZX

Medalist Pro

Ultrastar 36LZX
+
MedalistPro

Deskstar XP

29.8

17.8

28.9

3.3

と言った感じです。すべてフォーマット直後のまっさらな状態のディスクに3分ほどの同じシーンを指定してキャプチャが終了した時にキャプチャウインドウに出てた数値です。これが平均なのか最後の瞬間値なのかは?です。Ultrastar 36LZXは30MB/secを超える数値も一時的には出ていました。
驚いたことにDeskstar XPでも駒落ちしませんでした。でもEditDVのプロジェクトウインドウでの再生では駒落ちと音飛びしました。そのままレンダリングしてビデオに書き出しで書き出すと駒落ちしません。
Ultrastar 36LZX+MedalistProとUltrastar 36LZX単体の差がほとんどないのは???です。容量の違うドライブでのストライピングなので書きこんでいた部分はUltrastar 36LZXだけ使っていたのかなあ?(でもたしか2台のドライブのアクセス音がした気が...)

29160につないだディスクからは起動ディスクにもなるのでUltrastar 36LZXにMacOS 9.1を入れて使ってみました。さすがに30MB/secのRead/Writeを誇るだけあって早い早い。(^^)やっぱりディスクパフォーマンスもまだまだ体感速度に効いてきますね。起動ディスク用にもう一台9GBのドライブを追加したい所です^^;

2001.6.1 Ultra160 SCSI導入
最近PowerMac G4を買った本来の目的でもあるビデオ編集にようやく使うようになってちょっとHDDが手狭になってきた。なぜかというとG4移行時に2台あった9.1Gのドライブの1台を壊してしまったから^^;
そこで増設しようかと調べてみるとSCSIのドライブはほとんどがUltra160。Ultra160ってどんなんだっけ?と思って調べてみると68pinのLVDのインターフェース。う〜ん、68pinなんだ。どうしよっかなあ。
なにがって?それは今G4に刺さっているSCSIカードは主にスキャナ(Scan Maker E3)接続用に買ったアダプテックのSCSI Connect 2906。そう50pinのNarrowなSCSIカード。当時、とりあえずスキャナは繋ぎたいからこれ買ってHDDつないでみて速度出なかったらUltraWideのカード買おって思っていて、このカードを買った時は出なかった速度も1週間ほどで出たVer1.2のドライバで出せるようになっちゃったからそのまま買わなかったのだ。
実はG4導入時に壊してしまったのは50pinのNarrowのドライブで、今使っているのはS900の時と同じく68->50pin変換アダプターを使って繋でいる。Ultra160も下位互換があるので同じように68pin->50pin変換アダプターを使ってSCSI Connect 2906に繋いでもいいんだけど、DV取り込みには十分とは言えやっぱりFastSCSIの速度は内蔵のIDEドライブより遅い。編集時に素材をいじるのそろそろスピードが気になり始めてきていたところへ、MacDTV.comのMac de 映像円盤製作のMPEG2のエンコード比較の記事でPowerMacG4 733MHzの内蔵純正のIBMのDTLA307060を使った場合1フレームにおけるHDDのRead/Writeの処理に全体の約10%かかっていると言う記事を見て、編集の作業効率も考えてSCSIカードを導入しよう!と決めた。
さて、ではどこのカードにするか。つらつらと調べるとU2W、UltraWideのカードはやっぱりそれなりの値段がする。しかもG4のDeelSleepに対応してないカードも結構ある。今刺さっているアダプテックのカードと一緒に使えない可能性のあるカードもあったり。かと言ってアダプテックは2940シリーズの生産を終了してしまってUltra160へ移行しちゃってる。
う〜ん確かにいっそのことUltra160を入れれば当分はMacを買い換えても使っていけるけど、でも三万超えるからちょっと手が出ないなあ。でもUltraWide、U2WのはDeelSleep対応してなかったりするしな。。。。と悩みつつ何かいいのはないかな?と探していたらPowerDomain29160がSofmapの新宿2号店で22,840円で売っていた。ケーブルも付いていたしNじゃないし思いきって買ってしまった。
今まで68pin->50pin変換アダプターを使ってFastSCSIのカードに繋いでいたSeagate MedalistPro 9.1Gがようやくその足枷を解かれてフル性能を発揮できるようになりました。とはいえ数年前のドライブなのでRead 約11M/sec,Write 約12M/secとG4内蔵純正のQuantumの10GBのIDEドライブとそれほど変わりはありません^^;
体感できる差としてはEditDVでAudioTrackを波形表示モードにしている時のスクロール等で画面の再描画が早くなりました。未だ計ってはないけどディスクアクセスが早くなったのでレンダリング時間もちょっと早くなるかな?


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