2006.01.19 iBlog、というか、情報"分類"の切り口

カテゴリ:[ Mac ] and [ iBlog ] and [ 今日のなんだかなあ ]

iBlogで書き始めて10日余り。時々、よく予想と異なる挙動も起きますが、カスタマイズ法や運用上のコツもつかみまして、こうして毎日書いております。
ただ、当然、不満も見えてきます。不満のひとつが、分類、です。ごらんのとおり、カテゴリーという切り口で整理されてゆくのが、iBlogというソフトに限らずBlogシステム一般のやりかたなのでしょうが、それが不満なんです。
たとえば、
Mac.una Matata!!のカテゴリー分けは、
● Macの話題
● DTVの話題
● 今日のなんだかなあ:トホホな話題
といったようにカテゴリーに分けられており、どの記事も、これらのカテゴリーの"いずれかひとつ"に収納されるように分類されます。
でも、複数のカテゴリの属するような話題、例えば、「Mac上で動作するDTVソフトがおバカでトホホ」といった話題は、上記のどのカテゴリーに分類すればよいのか??。これは、難問です。実際、ごらんになっている本記事を書いてても、トホホな話題だから[今日のなんだかなあ]に入れたいなあ、でもiBlogというMacソフトの話題だから[Macネタ]に入れるべきかなあ、と迷ってます。
同じようなことは、FinderでFolderを使ってのファイル整理の際にもいえます。例えば、アメリカ・日本・ヨーロッパで、PowerMac・PowerBook・iPod、という、3×3=9種類の情報がある場合にどうフォルダを切ってゆくかについては、「第一階層を国別、第二階層を機種別」か、「第一階層を機種別、第二階層を国別」という2つの考え方があり、どちらのフォルダ構造がよいかは、ケースバイケースでしょう。
このように、情報整理の際の「切り口」というのは、重要で、それだけ難問です。また、フォルダのような階層構造では、すべての面で矛盾なく・不満なく分類することは不可能、ということも明らかです。上記の例で、国別・機種別という2種類のキーで3×3=9種類でしたが、さらに、年齢別・職業別といったようにキーが増えてくれば、指数的に組み合わせの数(=分類の仕方の種類)が増えてきますからね。
Spotlightは、「フォルダで分類」という考えではなく、「どこにあっても検索すれば見つかる」という全く別の発想を具現化した機能ですが、ある意味極端ですよねぇ。Blogのカテゴリー分けの話題に戻せば、「全部の記事をひとつのカテゴリに入れておいてよい。あとで検索すれば...」という発想ですから、それはそれでひとつの考え方には違いないですが、でも、極端です。
実際のところ、「フォルダで階層的に整理」と「分類せずに、後で全文検索」という対極の中間に位置する分類法が欲しい、というのが正直なところです。Finderにも、Blogシステムにも。
で、現在、そこを模索しております。

追伸)とりあえず、この記事は、[今日のなんだかなあ]に入れときますか。

追伸2)2006.01.24 iBlog、というか、情報"分類"の切り口 解決編 に書きましたように、この不満を解消すべく、サイト構成を変更しました。
[ 前の日 ]   [ Mac.una Matata !!トップページ ]   [ 次の日 ]

この記事のURL: http://www.macdtv.com/Macunamatata/Articles/20060119/index.html