Mac.una Matata !!

勝手な予想屋


 

2002.04.01 

Appleの新製品戦略2002 - Digital Hub構想、さらに拡大-

現地時間2002年4月1日(日本時間4月2日)、Apple Computer社は、Jobs CEOによる恒例の発表を行いました。 今年は、ライブ中継がなかったのですが、偶然、勝手な予想屋が現地に滞在していたため、スピーチの模様をテキストでお送りするものです。


 

やあ、みんな。先日のMacworld Expo Tokyoでは、ろくな発表がなくて申し訳ない。それというのも、恒例の今日の基調講演のために取って置いたんだ。今日は、期待して聴いて欲しい。

期待の歓声と拍手

昨年、iKitchin構想についてお話ししたのを覚えてるかい。Digital HubをAV用途だけでなく、家庭全体に広げよう、まずは、台所にターゲットを置こう、というのが、去年の発表iKitchinだった。今年は、さらに、台所から飛び出て、家庭内のあらゆる部屋を目指そう。

拍手

その先兵が、まず、今年の初めに登場したiMac。おかげさまで、大量のバックオーダーを抱えており、お手元に届くのが遅れている点には、お詫びしたい。 今日は、iMacをさらに魅力あるものにするために、いくつかの仕掛けを用意した。今日は、そこから始めよう。

拍手

さて、iMac、好評を頂いているが、デスクトップ型なのに拡張性がない、というところが唯一の欠点だ。先日のExpo TokyoでBlueTooth対応を発表したが、ちまたにはさまざまなメディアがあふれている。デジカメひとつ取ってみても、メモリスチック、マルチメディアカード、コンパクトフラッシュ....百花繚乱状態。それにPCカード。リムーバブルメディアをいちいち数えると、きりがない。メディアがマルチ、まさにこれこそマルチメディアだ。

皮肉っぽい笑い。釣られて会場も(笑)。

しかし、Appleは、すべてのメディアに対応することを、ここに表明する。

大拍手

見て欲しい。iMacに空いている数々のスロットを。

と、新型iMac登場。よくよくみると、iMacの半球部分に、いくつものスロットがランダム配置されている。

ほら、PCカードだって、メモリスティックだって、コンパクトフラッシュだって、なんでも刺すことができる。

といいながら、適当な順番でさまざまなメディアを差し込んでみせる。iMacの画面上にはもちろんメディアがマウントされる。

しかもiMacだけに、ここにも遊びの要素を盛り込んだ。

と、手当たり次第にメディアを差し込んでゆく、そして、メモリスティックを差し込んだとき、突然、iMacのアームの部分が半球状の本体から抜け飛び、液晶部分が飛んでいってしまう。

大当たりのスロットにメディアを差し込むと、頭が飛びはずれるんだ。どうだい、海賊ゲームみたいでどきどきするだろう。やはり、このドキドキ感が大切だよね。


次に、今回、新たなiソフトウェアを紹介しよう。

iPhone(iフォン)、iTV。いずれも、名前の通り、iPhoneは内蔵CCDカメラを使ってのインターネット電話&TV電話、iTVはTVのHDD録画(iEPG対応)といったソフトだ。まあ、某VAIOを考えると、至って順当といって良いかも知れない。ここからが勝負だ。

iLight(iライト)、これは、画面の輝度を上げて、机の上を照らすソフト。iMacが、ほんとうに、照明器具、インテリアとして使えるのだ。そうだ、iMacはインテリアなんだ。

そして、iMirror(iミラー)。これは、自信作だ。iMacを鏡として使えるのだ。iMacの前に座り「鏡よ鏡、鏡さん。世界で一番美しいのはだーれ??」と問いかけると、iPhoneでも使用するCCDカメラで撮影したデータを元に、データ加工して、正確にいうと修正して(笑)、液晶に映してくれるわけだ。すでに各国の女優さんのデータがテンプレートとして用意されている。これは、世の中の多くの女性に受け入れられる機能だ。

筆者注 でも、日本語版iMirrorがリリースされないと、外人さんのお顔データテンプレートだとバタくさくなりそう。iMovieやiDVDのチュートリアルっぽい違和感がありそうね。あるいは、MS Officeアートクリップの趣味が合わない、というか。あんなかんじ。

こんな風に、iMacは、日常生活のあらゆるシーンを演出してくれるんだ。

あ、そうそう、屋外でも、iMacは便利だよ。半球部分を頭の上にのっけて「アイコプタ〜(iCopter)」と叫んでごらん、大山のぶよ調で。
ドラ○もんのタケコプターのように空を飛ぶことができる。

Jobs、3メートルくらい浮かんで見せる。会場拍手(笑)。

筆者注 でも、なぜ、Jobsが大山のぶよさんのお声を知っているのだろう。

iCopter、標準仕様で5400rpmだが、AppleStoreのBTOで7200rpmも選択できる。ぜひ、確かめてみて欲しい。どうだい、iMac、すばらしいだろう。ジンジャーも真っ青さ。


 

次に、デジタルミュージックについて、考えてみたい。話題の中心は、昨年発表したiPodだ。

今回のiPod 1.1でアドレス帳機能を搭載した。でも、iPodは、基本的に、音楽プレーヤーだ。でも、なにか他の使い方がないか、我々は考えた。そして、こんなことを実現した。

と、Jobs、イヤフォンを両肩に貼った。そして、iPodの曲を選び、再生ボタンを押す。

ああ、きもちいい。いま、iPodからは低周波が再生されている。これで、肩こりをほぐすことができるんだ。名付けて、iPad(iパッド)。どうだい、低周波治療器っぽいネーミングだろう。

会場大爆笑。

これに併せて、我々は、iPadのために、揉み(ハード)、たたき(強)、たたき(弱)など、十種類の低周波音楽を用意した。iPodのサイトで、ただいまから無料でダウンロードできる。これで、iPodは追加投資無しに、低周波治療器として使えるわけだ。

会場、大拍手。

ますますパワーアップした、iPod。ぜひ使ってみてほしい。

けれど、昨今のデジタルミュージックを巡る状況は厳しい。日本でも先月、コピーコントロールCDが発売されたと聞く。しかも、Mac非対応だとか。これでは、Digital Hubもあったもんじゃない。グラミー賞の景品で、iPodを配ったけど、効果あったかな。だって、Macユーザでない限り、不要なおみやげだもんね。それはともかく、

しかし、Macユーザには安心してほしい。本日、発表するのが、iDisc(iディスク)だ。

筆者注 iToolsの新規サービス。既存のiDiskとはちがうもの。

コピーコントロールCDを購入したとする。これを家庭用CD Playerで再生したり、MDにデジタル録音できるのは、今まで通りだ。このコピーコントロールCDをMacに挿入すると、マウントされないのも、従来通り。

でも、iDiscでは、ここからが違っている。コピーコントロールCDのエキストラトラックには、オートスタートなMacアプリケーションと認識コードが入っていて、コピーコントロールCDをMacに挿入すると、インターネット上のiDiscに自動接続するようになっているのだ。正規ユーザであることは、コピーコントロールCDの認識コード+iToolsへの認証、で保証されるわけだ。

そして、iTunesは、iDiscに老いてあるすでにMP3化された曲をダウンロードする。ダウンロード後のデータは、普通の音楽CDのように可視ファイルではなく、iTunesからしか見えなくなっているため、複製ができない、MP3ファイルをメールで送信もできない。でも、もちろん、iTunesで再生することやiPodにもってゆくことは可能だ

筆者注。iPod経由では他のMacに複製できないように、すでに措置されている。

これで、文句ないだろ、エイベックス。

筆者注。って、なんでJobsがエイベックスに対して文句いうわけ??(笑)


今日は、どうもありがとう。昨年から今年にかけて発表した、新iMacとiPodを中心に、充実したDigital Hub構想をご紹介した。もちろん、Appleは、今後も、こういったコンシューマ製品には今後も力を入れてゆく。一方で、プロ用のソリューションも我々のターゲットだ。最後に、新たなプロ用ソフトをご紹介して、今日のスピーチを終えよう。

  

まず、ご紹介するのが、 Finance Cut Pro、略してFCP。これは、家計簿からオンライントレードまでをカバーするプロ用の会計ソフトだ。タイムラインウインドウとブラウザで、すべての会計項目が時系列的にビジュアルに表示されるので、どこで無駄金を使っているか、一目瞭然だ。

どうせ、おれたちゃ、Macに無駄金つぎこんでるんだぜ〜、という会場からの声。大爆笑

ありがとう(苦笑)。それはそれとして、こういう無駄金をカットするツールが、 Finance Cut Pro、というわけだ。

また、分析のためには「3つ上」ウインドウ(英名Three Up Window)を使って、株価や金利のトレンドを表示させながら、同時に星占いのスコープも表示することもできる。合理的判断+運命、といった金儲けには欠かせない複数の視点を同時にわかりやすく表示してくれるすぐれものだ。

目玉機能のオフライン機能。これは、オンライントレードのシミュレーションをオフライン環境で行っておき、本番では、オンラインで売り買いする、という仕組みだ。

筆者注 FCP日本語版には、この機能に関連するコマンドに「あなたのもの」「わたしのもの」という脱力もののコマンドがあるようだ。なんのことだろう、と英語版をみると、yours、mine(売り、買い)という金融用語を、直訳してしまったらしい。

ただし、機種間差や機種個体差、音ズレなんかがあるので、自己責任で。

筆者注 って、どういう意味だろう??

これに伴う金銭的な損害は、Appleは責任を負わないことをお断りしておく。

   

続いての、プロ用ソフトは、Diet Studio Pro。略してDSP。

これは、いうまでもなく、ダイエット、食事療法用のソフトだ。なにしろ、圧縮率(目標体重/現在の体重)は可変(VBR/CBR)だし、メニュー分岐で、最適な食事や運動が選べるようになっているし、体の様子は刻々とマルチアングルで表示できるし、やせたい人には最適さ。

あ、そうそう、金銭上、つまり、食費抑制の観点からの、ダイエットメニューの情報に関しては、FCP(Finance Cut Pro)のマーカ情報をDSPで読み込める。

筆者注 でも、現バージョンのできではいまひとつなんだよね。


どうだい、なかなかいいだろう??。すばらしい仕事をしているスタッフに拍手を。来年の今日も、またお会いしよう。それでは、また。

 

--Mac.na Matata/勝手な予想屋へもどる--

 

 


Copyright(C) Yasushi SATO  All Right Reserved.