2001.10.31 メーリングリスト&掲示板に思う

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M
acDTV.forum(メーリングリスト&掲示板)を主宰しておりますと、いろんなご意見を頂きます。

わたしが考えさせられるのは、「わたしは、×××な話題を期待していましたが、最近はそうではなく、○○○な方向の話題しかありませんので、退会します」といったご意見です。
「退会します」ってところは、入退会は任意なので、ご意志を尊重して、管理者という立場上引き留めることはできません。ここはとやかくいいますまい。

問題は、×××や○○○の内容でして、例えば「初心者な話題を期待しているのに難しすぎる」、例えば「その逆でもっと高度な話しをしたいのに初心者向きすぎる」、例えば「もっと映像制作のエモーショナルな話しをしたいのにテクニカルな話題ばっかり...」、などなど。あちらを立てればこちらが立たず。いろんなご要望があるんですね。もちろん、それも理解できますが。

でも、メーリングリスト&掲示板では、管理者の力によってご要望を満たすことなんてできないんです。メーリングリスト&掲示板は、たくさんのみなさんが集まった「場」なんですから。ですから、自分に思うところがあれば、自分で話題を展開してくださればいいんです。
インターネットの世界だけでなく、実社会だってそうですよね。なにかのサークルの会合に参加していて、「こんな方向の話題にいくといいなあ」なんて心の中で思っていても、自分から口火を切らないと、自分の思い描いていた話題にはならないでしょう。メーリングリスト&掲示板でも同じ事だと思うのですね。
結局、自分の話したい方向にもってゆくということも、ある種のスキルなんだろうと思います。それも、DTVやパソコンのスキル、というよりも、実生活を生きるためのスキル。

メーリングリストの管理者なんて、サッカーにたとえると、レフェリーですらなく、せいぜいサッカー場の管理人にすぎないんです。ゲームメークは、ほかでもない、プレーヤー自身がやらないと。

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