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デフラグはMac OS Xで必要?
2005.10.04初稿
2005.10.05改訂
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Mac OS Xではデフラグは必要ない、と言われることが多いですが、本当なのでしょうか、特にDTVにとってもそうなのでしょうか。ここでは、Mac OS Xの"デフラグ機能"について概観します。

デフラグ辞書(フラグメントの解消)に関して、「Mac OS Xでは、デフラグは必要ない、なぜならば、自動的にデフラグをしてくれるから」といわれることがあります。これは、本当なのでしょうか、特にDTVにとってもそうなのでしょうか。

このように言われる根拠は、アップルのTech Information Libraryの記事 TIL 25668 Mac OS X: ディスクの最適化についてにあります。ここには、

Mac OS X を使用している場合、最適化を行う必要は全くないでしょう。その理由は...

と4つの理由を挙げて明記しています。でも、DTVにとっても不必要なのか、最適化は不必要とアップルがいう4つの言い分をじっくり見てゆきましょう。

第一点目「隅から隅まで...」という議論は、DTVには無関係です。

第四点目「賢いキャッシング」についても、DTVでは関係ありません。

一般的なコンピュータ作業では、(データの局在化という現象を利用して)「使用頻度の高いデータをキャッシュすることで高速化」というのは実際に効果的です。しかし、DTVでのムービー取り込み・書き出しにおいては、膨大なデータが高速に流れ続ける訳ですから、そもそも「使用頻度の高いデータ」というのが存在しないのです。そんな訳で、第四点目についてもDTVでは実際上関係ありません。

となると、注目したいのが、やはり、第二点目の遅延再配置機能と、第三点目のHot-File-Adaptive-Clusteringです。これら機能は、DTVで行う処理でどう関係するのでしょうか。

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遅延再配置機能

Mac OS X 10.2以降に搭載されたこの機能は、「アプリケーションがあるファイルを開こうとする時に、そのファイルのデータが分散してHDD上に記録されていたら、できるだけ連続した領域に収まるようにファイルの再配置をバックグラウンドで行う」というものです。この機能は、容量が20MB以下のファイルで、かつ、8つ以上に分断されているファイルという条件を満たすときに働きます。

ということで、ムービーファイルは(一般に)20MBなんてファイル容量では済みませんから、遅延再配置機能はDTVにとっては無縁のものです。

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Hot-File-Adaptive-Clustering

「ファイルに関してアクセス数を記録し、頻繁にアクセスされるファイル(Hot File)をディスク上の高速な領域に移動させることで、アクセス性能を向上させる」機能のことで、Mac OS X 10.3以降に搭載されました。

「ディスク上の高速な領域」とはディスク外周の0.5%の領域のことで、10MB以下の小さなファイル(最大5000個まで)が対象になります。また、起動ボリューム(しかも、10GB以上のボリューム容量、且つ、ジャーナリングがオンのもの)のみで機能します。

そもそも10MB以下の小さなファイルが対象なので、このHot-File-Adaptive-Clusteringは、DTVとは無関係であることは一目瞭然ですが、こうして見てくると、通常のコンピュータ作業を想定し、よく使われるシステム関連ファイル・ライブラリ類といったファイルの読み込み高速化を狙った機能であることがよくわかります。

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ということで、

一般的なコンピュータ作業用途では、Mac OS Xを使用している場合、最適化を行う必要はない

らしい、アップルの言い分が正しければ。というのも、今なお、サードパーティ社製デフラグツールが販売されている以上、これらのサードパーティ社はそれなりのデフラグツールの存在意義(=デフラグの有用性)を信じているはずだからです。

しかし、

DTVにおいては、Mac OS Xに搭載されたこれらの機能は役立たないので、デフラグが重要であることに変わりはない

ということがおわかり頂けたと思います。

アップルのこのドキュメントでも、

ディスクがほとんど一杯になっていて、大きいファイルの修正や作成を頻繁に行う場合(ビデオの編集作業など。ただし、iMovie と Mac OS X 10.3 Panther を使用する場合は、以下のヒントを参照してください) 、ファイルがフラグメント化される可能性があります。この場合、フラグメントの解消による利点は大きいでしょう。

ともありますので、DTVにおいてデフラグは重要、とアップルも認めている、といえましょう。

なお、Macで始めるDTVコーナーの基礎知識編の項にある、記事[HDDの増設]や記事[HDDの運用法]で、「取り込み・書き出し実行直前にデフラグを掛ける」よりも、「初期化済みの別ボリューム」を用意して、フラグメントそのものを発生させない方策をお勧めしています。
理由は、実作業性を考えると、初期化済みの別ボリュームを用意した方が手っ取り早いからです。

デフラグ実行(すなわち、データを読み込んで、同一ボリューム(の別の領域)に書き戻す)よりも、別ボリュームへコピーする方が速い)ですし、そもそも、デフラグ中の事故を恐れてバックアップするのだったなら、その時点で、別ボリュームにコピーを行ってしまっている訳だし(笑)。

これらも参考になさって下さい。

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