iMacでDTVするポイントこの項では,iMacで行うDTVの作業プロセスの最初のステップであるムービー取り込みを説明します。
何はなくとも,ビデオテープのデータをiMacに持ってこなくては,ビデオ編集は始まりません。このプロセスのことをビデオ取り込み(キャプチャー)といいます。
ビデオ取り込みをするには,キャプチャー機器が必要ですが,iMacの場合,ビデオ取り込みには,USB端子を使います。一般にUSBキャプチャー機器と呼ばれる装置で,ビデオカメラのアナログAV信号をデジタル信号に変換して,iMacに送信するのです。
各社のUSBキャプチャー機器については,こちらをクリックして下さい。


ここでは,インタウェア社MotionCap,アルファデータ社AD-VDM3を使った場合を例にして,説明してゆきます。
(MotionCap,AD-VDM3とも,上図1のパターンです)

お使いのiMacでMacOS8.1をお使いなら,MacOS8.5.1やMacOS8.6にアップデートして下さい。これは,MacOSのUSB関連ファイル(機能拡張ファイル)が,日夜,機能向上を果たしているからです。実際,AD-VDM3では,MacOS 8.6がシステム要件です。
MacOSアップグレード法については,Mac雑誌やiMac関連サイトの情報を調べてから,間違いのないように行って下さいね。
1.
接続方法
ビデオカメラの映像出力を,USBキャプチャー機器の映像入力端子に接続します。
MotionCapの場合,コンポジット(黄色のケーブル)端子へ,
AD-VDM3の場合,S端子またはコンポジット端子のいずれかにつなぎます。
USBキャプチャー機器
のUSBケーブルを,iMacの本体のUSB端子(黄色の矢印)に接続します。
キーボードのUSB端子につないではいけません。また,場合によっては,USBハブを使わない方が良い場合もあるでしょう。
キャプチャーのときは,出来るだけシンプルな配線にとどめておくことが,コマ落ち防止の秘訣です。
ビデオカメラの音声出力(赤と白のケーブル)をiMacの音声入力端子(赤色の矢印)に接続します。
iMacの音声入力端子へ接続するには,市販のステレオミニプラグ-RCAアダプタが必要です。
ステレオミニプラグ-RCAアダプタは,電器店のオーディオアクセサリのコーナーにかならず置いてあります。
左は,Apple純正品ですが,なんて型番でしょうか??なぜか,うちにありました(笑)。
これで終了です。
2. ソフトウェアの設定
2.1 MotionCapの場合
MotionCapの場合,簡単な編集なら,付属のViz It Universalアプリケーションが付属していますので,これを使った例をご紹介しましょう。
設定するのは,基本的には,映像2箇所,音声2箇所だけでいいです。細かい設定の意味はともかくとして,まずは,このように設定してみて下さい。
ビデオをどこから入力するかを設定するダイアログです。ただし,iMacの場合,ビデオ入力は他にありませんので,自動的に下記のようになっているはずです。
デジタイザ:MotionCap
入力:MotionCap
フォーマット:NTSCビデオカメラの再生ボタンを押して下さい。すると,この設定を適切に行うと,この時点で,画面にビデオカメラからの映像が映るはずです。
もし,映らない場合は,USB端子や,映像ケーブルの接続を確認して下さい。
ビデオ画像の圧縮のしかたを設定するダイアログです。
ここでは,あまり深く考えずに,とりあえず以下のような設定にしてみてください。
圧縮プログラム:MotionCap JPEG
深さ:カラー
品質:これは,お好みで...
フレーム/秒:30
データレートの制限:500〜600K/秒といったところ
MotionCapの場合,700kB/s以上には設定しないこと
サウンドをどこから入力するかを設定するダイアログです。
iMacの場合,内蔵CDと外部端子からの入力を標準で備えています。MotionCapの場合,音声を外部端子から入力しますから,
装置:内蔵
入力:外部マイクを選択して下さい。
その他のUSBキャプチャー機器の場合,USB経由で音声取り込みをする場合もありますから,その場合は,適切に設定して下さい。
サウンドのサンプリングの仕方を設定します。音楽CDのスペックは,
レート:44.1kHz
サイズ:16ビット
出力:ステレオに相当するものですので,スペック上は,音楽CDと同じレベルといえます。
もちろん,音声を重視しなくて良い場合には,レート,サイズ,モノラルなどにして,データ量を節約することも賢いやりかたです(例えば,ホームページ向けのムービーなど)。
これだけ設定したら,ビデオカメラの再生ボタンを押して下さい。
iMacのモニタ上にビデオカメラの映像と音声が流れるでしょう。
ムービー取り込みも(HDD上にムービーファイルとしてデジタル化する)ことも簡単で,
右図(Viz It Universalアプリケーション)のリモコン*)ウインドウのボタンを押すと,Movieに録画したり,静止画を撮影することができます。
*)ここでいうリモコンとは,ビデオカメラ操作を行うものではありません。
ほんとになんと,お手軽な...!!。昔からDTVをやってきた私からすると,ほんとに驚くほどです。
2.2 AD-VDM3の場合
AD-VDM3の場合,Strata VideoShop 4.5が付属していますので,ビデオ取り込みや本格的なムービー編集が可能です。
まずは,最も簡単な,Apple
ビデオプレーヤを使った取り込みをご紹介しましょう。
といっても,設定するところは,一カ所だけ。

ビデオ入力源:ビデオ(コンポジット)かS-ビデオか,だけ設定すればいいです。
次に,VideoShopでの取り込み設定ですが,基本的にMotionCapのVisItと同じです。詳しくは後日公開予定ですが,今日のところは設定のポイントだけを掲載しておきます。VideoShopのマニュアルを併せてお読み下さい。
以下の設定ダイアログは,QT編集アプリならすべて共通です。ですから,例えば,Premiereなどのアプリでも,このように設定すればいいのです。
ビデオ設定:圧縮

圧縮プログラム:USBVision Compnent
これを見る限り,アナログキャプチャーで一般的に使われるM-JPEGではなく,コンポーネントビデオ系(代表例,Appleコンポーネントビデオ)の圧縮をするようです。ビデオ設定:イメージ

これは,一般的なダイアログですね。
ビデオ設定:ソース

デジタイザ:USBVision
入力:C-VIDEO
フォーマット:NTSC (でもなぜか,しばしばPALに戻ってしまうのです。注意して下さいね)ビデオ設定:USBVision

これは,AD-VDM3の場合,このダイアログも出ます。これは,AD-VDM3からの転送速度(0.5Mbps〜7.5Mbps,0.5Mbps刻み)などの設定を行うためのようです(今日現在,私にも良くわかりません,パラメータをいじくって実験してみます)。
VideoShopでの取り込みについては詳しくは後日公開予定です。今日のところは設定のポイントだけを掲載しましたので,VideoShopのマニュアルを併せてお読み下さい。