--Macモニタ上再生--


Hardware DV Codec搭載のDV CinemaGearですが,その最大の特徴は,なんといってもMacモニタ上での大画面サイズ再生にあります。

Software DV Codecの製品では,それこそCPU性能によりますが,Macモニタ上でコマ落ちなしに再生可能な画面サイズは,まあ180×120くらいでしょうから...。

   

DV CimemaGearは,320×240,640×480(アスペクト比4:3),360×240,720×480(DVフレーム),の4つのサイズを選択することが出来ます。

とはいうものの,フルサイズで再生すると,さすがにコマ落ちしてしまいますが,それでも,ハーフサイズでコマ落ちしないのは,さすがだなあ,と思わずにはいられません。

まあ,M-JPEGカードでも,DAV接続でもない限り,Macモニタ上で,フルサイ再生は厳しいですからね。


でも,まあ,ここに行き着くまでは,ずいぶん苦労しました。使ってみますと,360×240のサイズでもかなりコマ落ちしてしまうのです。

当初,取り込み時からすでにコマ落ちしているのかと思っていましたが,ムービー解析の結果,取り込み自体は正常に(コマ落ちなく)行われていることがわかりました。つまり,再生に問題があるようなのです。

DV CinemaGearは,Mac上で再生すると同時に,カード上IEEE1394端子からDVデータを吐き出す設計となっているため,このMacモニタ上再生のコマ落ちを解決しないと,DV書き出しも不可能なのです。

   

CPUの能力

8500に,CPUカード(604/132,604e/200,604e/255Dual,750/266)を挿して実験しましたが,結果として,CPUの能力には依存しませんでした。

  

SCSI環境

SCSIは,内部バス(FastSCSI),AHA-8945やPowerDomain3940UWD,QLogic Fast!SCSI(FastSCSI)などをすべて確認し,さらに,Adaptec製品については,PowerDomainControlによるUltraSCSIの入り切りや転送速度設定など一通りのことを実行しました。
この結果,SCSIカードとのPCIバスの競合などではなく,むしろ(というか,当然というか),SCSIカードを使ってUltraSCSIにした方が,コマ落ちの具合は改善します。しかしながら,コマ落ちの解消には至りませんでした。

   

とっかかりのところで,かなり,はまってしまいました。


インタウェアの方にご相談しつつ確認したところ,再生時にMacのスピーカから音を鳴らすことが原因であることがわかりました。すなわち,再生時のサウンドを切る(Macのスピーカから音を出さない)ことで解消するとのことでした。

確かに,MoviePlayerだと,

図 MoviePlayerでの音量設定

音量をゼロにすると,コマ落ちは解消します。

なお,DV Clipperのイベントリスト上のMovieアイコンをダブルクリックすると,Movie Playerと全く同じMovie再生ウインドウ(上図)が開きます。

また,DV Clipper(ver. 1.1a4)でも,環境設定に,

図 DV Clipperでの環境設定ダイアログ

連続再生,録画時サウンドなしにするオプションがありますので,こちらを使っても効果的です。

なお,いずれも場合も,Macのスピーカから鳴らさないだけであって,もちろんDVカメラからはちゃんと音は鳴ります。


DV CinemaGearの場合,

 サウンドなし再生だと,
  HDDから,DV CinemaGearへ直接転送(メモリを介さず)出来るところ,

 サウンド付き再生だと,
  HDDから,一旦メモリの読み込み,DV CinemaGearで伸張する,

といった,むだがあるから,のようです。

他のSoftware DV Codec製品と違うところは,

   

なんてところが,再生時に厳しい原因のようです。


なお,M-JPEGカードでもそうですね。

PCIバスのみで転送するケースは,ビデオオーバーレイが難しい
 (例えばMiroDCシリーズとか,CinemaGearでも9500搭載時とか)

ですが,

DAVを利用する場合は,フルサイズでのビデオオーバーレイが可能
 (AV Mac+CinemaGearとか,DeskStudioDRとか)

と,同様の事情だろうと思います。

だから,DV CinemaGearにも,もしDAVスロットを搭載してたら,こんなことにはならなかったりして...と思ったりしています(笑)。