EditDVでは静止画をインポートすると720x480のDVフレームのMovieに変換されて取り込まれました。Cinestreamでは720x480を越える大きな静止画をそのまま取り込むことができます。この機能は新たに加わったPanScanフィルターで有効に使うことができます。

PanScanフィルターはPIPの一種です。DVフレームとはアスペクト比の違う静止画や動画のアスペクト比を補正しリサイズすることができます。

このフィルターとDVフレームを越える大きさの静止画を使うことで、静止画をズームしていく時にきれいな映像を作ることができます。

下の画像は1280x960の大きさの画像を新しい方法と従来の方法で取り込んでPanScan filterで拡大したものです。

従来のインポート方法

新しいインポート方法


これだけエッジのなめらかさが違います。
PanScan filterは動画にも適用できますのでズームをかけても荒くならないようにしたい場合にはサイズの大きな動画を作成しておいてPanScan filterをかけると良いかと思います。ただし、大きなサイズの動画は3Dソフトなどで作ったり、PICTを並べて作ってやる必要がありますね。DVカメラなどから取り込んだ画像は720x480ですのでこれはPIP、PanScanどちらでズームしてもたぶん同じだと思います。

新しい方法と従来の方法の切り替えはImage ImportのPreferenceの

Use Inport PICT dialogueのチェックボックスをON/OFFする事で切り替えられます。

2002/1/23 作成