「Mac(を含めパソコン)でビデオ編集」というと、どうしてもノンリニア編集にフォーカスが置かれることが多いようです。実際、やれること・やれる種類を考えると、リニア編集よりもノンリニア編集の方が多彩ですから、目を引きやすいことは確かです。Mac雑誌などで取り上げられるのも、主にノンリニア編集の方です、派手ですからね。
しかし、実際にビデオ編集をやってみると、ノンリニア編集のみでは実用に耐えないことにすぐに気付きます。もっともつまづく点は、HDDの容量、エフェクトの処理時間でしょう。
HDDの容量については、例えば転送レート約4MB/s * だと、2GBのHDDでも8分あまりしか保存できません。これでは、長尺ものの編集には、まったく不向きです。(*S-VHSクラスの画質とされる)
エフェクトの処理時間についても、実時間の100倍以上の処理時間がかかる**こともざらです(つまり1分間のエフェクトを作るのに、100分以上かかるということ)。(**MacのCPUの能力にもよりますが)
そんなにうまい話はない、ということですね。
一方で、リニア編集というのは、MacをAV機器のリモコンにすることに他なりませんから、これまでの編集スタイルの利点・欠点をそのまま引き継いでいます。すなわち、Tape to tapeダビングにともなう劣化が避けられない、効果入れには高価なビデオ機器が必要、などなど。
また、ノンリニア編集に比べると、どうしても快適さにかけます。実際に作業をしていると、例えば、巻き戻し時間やサーチ時間がばかにならないことひとつをとっても、快適とはいえません。
まあ、ノンリニア編集とリニア編集、一長一短があって、なかなかどちらかに決めることは難しいことは確かです。
しかし、あくまでも長尺もののTape編集を目的とするなら、ノンリニア編集とリニア編集を組み合わせたハイブリッドシステムが、現時点での最適解だと思います。
すなわち、効果(タイトル部分とかA/Bロールとか)だけをノンリニア編集で作っておいて、次のステップでリニア編集と組み合わせる訳です。
ただし、ひとくちに「ノンリニア・リニア/ハイブリッドシステム」といっても、
効果部分だけをPremiereを作ったって、一旦Tapeに書き出さなくてはならないのなら、面倒すぎますし、画質的にもつらいものがあります。したがって、「ノンリニア・リニア/ハイブリッドシステム」のキモは、「Tape to Tapeのコントロール」と「QT Movie」双方の統一的なハンドリングにあります。
さて、この辺り、業務用途なら当たり前のことですが、家庭用だとどうなるのでしょうか。
そこで、家庭用では唯一のソルーションといってよい、
を、この部屋ではご紹介してゆきます。