先日、コーシングラフィックシステムズ社から、同社製ビデオ編集アプリケーション「MOMENTO 2.0」のUpdaterがリリースされました。この「MOMENTO 2.03 Updater」は、同社のサイトからダウンロードすることが出来ます。
以下、同Updater付属の「必ず最初にお読みください!」より引用します。
●ビデオメニューの「セットアップ」に「カット取り込み時バッファ利用」チェック項目が追加されました。 これは、モニターでイン・アウトカット映像を取り込んだ時、取り込みエリアに画像が表示されないような場合にチェックしてみてください。これはビデオボードのソフトとQuickTimeの相性により起こる現象です。例えば「ATIテクノロジー社のXclaimVR」などが対象となります。 ただし840AVの場合は、この項目をチェックするとカット映像の取り込み速度が遅くなりますので、チェックしないでおいてください。 ●ビデオメニューの「セットアップ」に「ムービ再生時はビデオ入力オフ」チェック項目が追加されました。 これは、ビデオ入力機能がオンになっていると、ムービ再生時にビデオ出力ができなくなるビデオボードを使用されている場合には、チェックしてください。例えば「miroMOTION DC30」などが対象となります。 ●カットメニューに「タイムシフト..」機能が新たに追加されました。 A/Bロール編集のB側のテープを作成する場合には、マスターテープから別のテープへ映像をダビングします。この時、複製された側のテープのタイムコードは、マスターテープと比較して一定値ずれることになります。この機能は、こうした作業でずれたタイムコードの一括補正に利用すると便利です。 タイムコードのシフトを行いたいカットを選択し、カットメニューから「タイムシフト..」を選択します。表示されたダイアログ上で、シフトさせたい時間とシフト方向(プラスかマイナス)を選択して実行します。 同じテープ識別のカットを一度に選択したい時は、コントロールキーを押しながら識別表示をクリックすればOKです。 なお、この機能の「取り消し」は利きませんので注意してください。 ●ビデオメニューの「映像設定」で入力した「データレイトの制限」をアプリケーションが終了しても保存するように改善しました。 ●ムービの録画やダビング時に、モニターの角丸(グレイレジオン)を削除するようにしました。 ●ビデオ再生用に(株)ビー・ユー・ジー社のDeskStudio-DRを利用されている場合、MOMENTO上で一度ビデオ再生を行わないと録画時にムービの再生がスムーズに行われない現象に対処しました。 (株)コーシングラフィックシステムズ |
さて、このページでは、タイムシフト機能について解説します。
といっても、MOMENTOを使いこなしておられる方でないと、この機能の意義は実感できないかも知れませんが...。
実は、この新機能、わたしのリクエストに対して、開発者の小池さんが素早くご対応いただいて実現したものです。地味かも知れませんが、わたしにとっては待望のものです。
提案者の責任上(笑)、じっくりと解説してまいります。